市川海老蔵さん、元AKB48の高橋みなみさん、仲里依紗さん、田中律子さん、ISSAさん、道端カレンさんなど芸能人がこぞって紹介している血液クレンジング。
そもそも血液クレンジングとは何ぞや?ってことから、デメリットや危険性ないのか?効果はあるのか?などを調べました。
今話題になっている血液クレンジングについて紹介します。
おはこんばんちは、イツキです。同じ時期にいろいろな有名人が同じものを紹介する場合は案件(ステマ)の確率が高いんですが、これはどうなんでしょうかね?
血液クレンジングとは?
『血液クレンジング』は『オゾン療法』とも呼ばれてます。
簡単に説明すると
1.静脈から血液を採取する。
2.医療用オゾンを採取した血液と混ぜ合わせる。
3.医療用オゾンを混ぜて酸素を含んだ血液を、点滴で体内に戻す。
こんな感じの療法です。
抗酸化力の向上・血液の流れの改善・免疫力のアップなどの効果が期待できるそうです。
日本ではあまり馴染みがないのですが、ヨーロッパでは歴史がある療法でドイツでは保険適用となっているほどです。
期待できる効果は?
血液クレンジングをおこなっているクリニックのサイトを複数確認したところ、期待できる効果は以下のようです。
疲労、冷え性、肩こり、動脈硬化、認知症、リウマチ、アレルギー花粉症、ウイルス性肝炎、ヘルペス、静脈瘤、下肢閉塞性動脈硬化症、がん細胞を抑制、抗がん剤および放射線治療の副作用軽減、変形性関節症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、線維筋肉痛症等の痛みの改善、脳梗塞、褥瘡(床ずれ)、潰瘍、感染性皮膚炎の改善 などなど。
何これ?すごすぎる!!!これなら効果がないものを探すほうが難しいんじゃないか?……本当ならね!
デメリットや危険性・副作用は?
これについては、『新装版「ニセ医学」に騙されないために』『医師が教える 最善の健康法』などの著者で医師の名取宏さんが答えています。
――リスクや副作用の心配は。
オゾンを注入した自己血を戻すだけなので、適切に管理されていれば、さほど大きなリスクがあるわけではないようです。
とはいえ、リスクはゼロではなく、自己血オゾン療法後に高カリウム血症や心筋梗塞が起きた事例が報告されています。
また、オゾン療法ではありませんが同じく自己血を用いた代替医療に関連してB型肝炎のアウトブレイクが発生した事例もあります。
これに対して、日本酸化療法医学会の渡井健男会長は以下のように答えています。
年間7万人以上受けているが、この10年間、副作用の報告もない安全な治療。(科学的な根拠を示す)臨床試験は費用がかかるし、世間の『オゾンは危険』という思いこみがあるからできないだけだ。
引用元:BuzzFeed
結局効果はあるのか?
効果があるのかは、実際のところ誰にもわからないってところでしょうか?
ただ科学的な根拠はないので、否定的な医師が多いようです。
高須クリニックの高須克弥さんも意味がないと答えています。
オゾンのクレンジングは昔からあるよ。意味ねえよ。
おまじないだよ。 https://t.co/njwzSS5UXG— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2019年10月17日
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2019年10月17日
これにプラスして消費生活センターに「効果がないので解約したい」との相談が寄せられているので、察してくださいとしか言えませんね。
まとめ
高須先生をはじめ多くの医師が否定的なところを見ると『トンデモ医療』なんじゃないかな?と思います。
わざわざ有名人が宣伝してるのも怪しいところですし。(善意で紹介している可能性も否定できませんが)
有効性を示すエビデンスが乏しいのも気になるところ。
皆さんはどう思いますか?